Bug Spot店長自らがお届けするDaily NEW速報
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最近リクエストが多い・・・
2008/02/29
キャンパーじゃなくてもベットは欲しい!
最近リクエストが多い「ZベットKIT」の取り付けです。
リクライニング機構のないBUSのリアシートを「ベット」に出来ちゃう優れものなんです!
写真右はリアカーゴスペース用に造ったマットです。Westyなどのキャンパーには標準で付いている“アレ”ですね!
疲れたら寝る!キャンプに行って寝る!出先で飲んじゃったから寝る! 使い方はいろいろです!!
もうすぐ春!空冷VWsにとって最高の季節がやってきます!!
みなさんお出かけしましょ〜♪・・・どこかで聞いたフレーズだな・・・(笑)
マグロの解体ショー!?
2008/02/28
そ〜じゃありません・・・。
「CURRENT PROJECTS」でお伝えしています「十五窓の復元作業」に使う“頭”です!
フロントセクションに大きなダメージが有るため、大掛かりな修復が必要になりドナーが必要になったわけです。
右フロントピラー、フロントマスク裏のフレーム、ウィンドフレーム廻りをこのドナーから移植いたします。
はてさて・・・どんな作業になるのでしょうか・・・。
丸ごと1台!?
2008/02/26
世界的なBUS人気に伴い、世界中でBUSのボディーリペアーパネルが造られています。
生産を終了してから41年を経ているクルマの外装パーツが造られてしまう・・・凄いことだと思います!
BUSの傷みやすい部分のパーツを各ブロックごとに造られている為、レストアの際に非常に役立つわけです。
写真左から「フロントマスク下」「フロントウィンドフレーム」「カーゴドア下インナーフレーム」と、腐食が進みやすい部分なのですよ!
この3次元のパネルを平板の防錆鋼板から造ることを考えると・・・多少の部品代は安いものです!
どうも中米の某国では、バーンドア丸ごと1台造れるだけのパーツを供給できる所が有るとか・・・。
空冷VWsの奥深さを痛感している今日この頃です。
下回りの防錆処理その4
2008/02/25
フロント&リアフェンダー内側にはパネルが組み合わさっている部分があります。
そこにはシーラーが入ってはいますが、古いシーラーはカチカチになっていてシール効果はなくなっています。
それどころか、すでに剥がれてなくなっている事も・・・。
古いシーラーを剥がし防錆剤を一度塗ってから、パネルの繋ぎ目にシーラーを塗り、もう一度アンダーコートを塗って完了です!
泥ハネで一番傷みやすい部分ですから、ここまでやれば安心です!!
そしてもうひとつ大切な事が!
毎度お馴染み「ラスガード」という防錆剤です。
これはサイドメンバーやフロントマスク、左右のドックレッグなど“袋”になっている部分に吹き込む防錆剤で、長いノズルを内側に突っ込みグルグル回しながら吹き込みます。
吹いた直後はビチャビチャのグリスみたいですが、固まると“蝋状”になり、パネルの表面を覆ってくれます。
各ドアの内側やパネルの繋ぎ目にも吹き込むと高い防錆効果がある優れものなんですよ!
最近バグスポでは、ボディーの組み付け作業中いたる所に使います!
なかなか手に入らないと言う方には通販も出来ますのでお問い合わせ下さい。
1本¥1,890
写真右は今回使用した各種防錆剤です。
日本の湿気の多い気候の中、愛車を守るためには是非この防錆処理を行って下さいね。
下回りの防錆処理その3
2008/02/24
アンダーコートが塗りあがった下回りです。
出来る限り隙間にも吹き込むようにします。
アンダーコート&スプレーガンの重さ約1.5kg、両手で支えながら塗っていくのですが、腕&肩がパンパン・・・。
“ほっかぶり”からはみ出た髪の毛はバリバリ・・・マスクはしてるけど鼻の中真っ黒け・・・。
実は昨日、同じ作業を2台やったものですから、老体は悲鳴を上げてました・・・。
昨夜、八百屋はサウナに行き身も心もリフレッシュしてきました!
これで完了ではありません。これから一番?大切な作業が残っているのですよ!
下回りの防錆処理その2
2008/02/23
昨日に引き続き下回りの防錆処理をご紹介いたします。
表面に出ているガサガサのサビをブラシ&ペーパー等で取り除き、POR−15をハケで塗りこみます。
POR−15はサビで凸凹した表面に対し強い密着力を持った防錆剤です。
その後、フェンダーのキワにマスキングテープを張り、新聞紙で周りを囲います。
アンダーコートは「ウルト」と言うメーカーを使っていますが、ガンで吹き付けるためボディーにかからないよう隙間なくマスキングします。
これで準備完了!
“ほっかぶり”&“マスク”&“ゴム手袋”をはめて作業開始です。
下回りの防錆処理その1
2008/02/22
下回りの防錆対策は今までに何回も書きましたが、今回はその手順をご紹介したいと思います。
先ずは下回りの洗浄です。
高圧洗浄機で下回りの泥汚れ&油汚れをキレイに洗い流します。
リフトに上げて下回りのチェック。
各フェンダーの後ろ側は、タイヤの泥跳ねで傷んでいる場合が多い場所です。
特に要チェックなのはフロントタイヤの後ろ側! サイドメンバーに繋がっている所ですから傷みが多いですね。
BUSのサイドメンバーは“袋”になっているため、泥が堆積している事も多く、洗浄後に完全に乾かしエアーブローにてなるべく堆積した泥を出します。
写真右はエアーブローにて出てきた「堆積していた泥」です。
これでも完全に取り除けたわけではありませんが、切開せずに出来る作業は残念ながらここまでなんです。
次は実際に防錆処理を行っている写真を出しながらご説明しましょう。
For Sale BUS !!
2008/02/18
久々のForSale情報です!
1968年TYPE−2DX
Color:L 50 H (68) brilliant blue
Interioa: Off White
現在、機関廻りは要O/Hですので、エンジン&ミッション共O/H後の納車となります。
内外装共にコンディション抜群と言うわけではありませんが、“カサカサLook”がお好きな方は、このままワックスを掛けてお乗りになるのも良いでしょう!
詳しくはお問い合わせ下さい。
オリジナルペイントならでは!?
2008/02/18
写真左は、昨日下回りの防錆処理にお預かりした’60マリンハッチの左側面です。
内外装共にフルオリジナル!の3星Westyでした!・・・が・・・左側面に残る凹みの跡・・・??
写真中央は2006年OCTOの会場で撮影したBINZ!こちらにも左側面に・・・跡・・・・。
これもアメリカの・・・オリジナルペイントのクルマならでは!?
いやいや・・・これは子供がパチンコで遊んだ跡だと信じたいです。
多用途グリス!
2008/02/17
WAKO’Sの「ブレーキプロテクター」なかなか優れ物です!
もともとはディスクブレーキの鳴き止めグリスなんですが、他にもいろいろ使えます。
耐水&耐熱に優れたグリスなので、ブレーキやウィンカーなどのバルブソケットに塗ると、接触不良の防止にもなります。
古い年式のウィンカーレバー・・・通常のスプレーグリスなどでは右に保持しなくなる事が有るのですが、このグリスは粘度が固いため保持しやすくなるように思います。
「○○用」と書いてあっても、使い方はいろいろ有るというお話でした。
ただ・・・一般の方がこのチューブを買っちゃうと一生モノになってしまいますからご注意下さい・・・(笑)
New Projects !!
2008/02/16
今日からNew Projectsのスタートです!
1963年の15W、長くお乗りになっているお客様からの依頼でレストア作業を行います。
波乗りが好きなお客様、どこに行くにもこの15Wをお使いになっていたそうです。
しかし・・・「塩害」でボディーのあちらこちらにサビ穴が・・・。
実はこの15W、約5年前にボディーの両サイド(ドアから後ろ&屋根下)は一度剥離&パネル切開&張替えを行っていますので、その部分に大きなサビは発生していません!
そこで前回できなかったルーフ、ドアから前の全て、リアハッチまわりの作業を行いながら、ペイントはずべてNEWにする事になりました。
これからご自分のBUSをレストアしようとお考えの方には参考になると思います。
作業の進行は「CURRENT PROJECTS」のページでご紹介していきますので、是非ご覧下さいね!
FLAT−4S様>例の緑色のブツ、宜しくお願い致します!
DXモールのお手入れ!
2008/02/14
DXバスについているボディーモール&バンパーコーナーモールはアルミのムクのため、お手入れしていませんと白っぽく酸化してしまいます。
これを光らせるのがまた一苦労・・・。
先ず酸化した表面の“角質層”?を一皮向きます。
これをやらないと、いつまでたっても光ってくれません。
ペーパーでひたすらゴシゴシやる・・・時間があっという間に経ってしまう・・・。
バグスポでは機械を使って磨きますが、それでも1台分のモール類を光らせるには丸1日は掛ってしまいます!
日頃のお手入れしだいでこの光を維持できますので、面倒くさがらないでゴシゴシして下さいね!!
冬の作業には・・・
2008/02/12
1年中で一番寒い時季・・・最悪の作業です。
23、21、15、13Wに取り付けられているボディーモール・・・そのまん中には取り付け用のボルト穴を隠すために「ボディーモールインサートストリップ」なるビニール?が入ります。
夏場でしたらクニャクニャニなっているのに・・・この時季はカチカチに固まっています。
ボディーモールの間に挟みこむように取り付けるため、カチカチのままでは作業になりません・・・。
ヒートガンで10cmぐらい暖めては入れる×数百回!?・・・夏なら指でヒョイヒョイっと入るのに・・・。
鍋で煮たりもしましたが・・・取り付けている最中にカチカチになってしまいます。
「ここだけ夏まで待っててね!」とは行きませんから、今日もガンバッテ作業したいと思います!!
BUSのポップウィンド
2008/02/11
構造上仕方ない事だとは思いますが・・・ポップフレームの下側の合わせ部分にサビが発生する事が多いです。
いろいろな方法を試してみましたが、フレームを組み付けながらラスガードをベッタリ塗ってやると、サビの発生が少なくなったように思います。
フレームの内側&外側にベットリです!
フレームの内側には、ゴムのシールだけでは水は浸入してしまい、湿気を持ったままになってしまいます。
ホコリが溜まっていればなお更湿気は無くなりません・・・。
構造上水の浸入を止める事が出来ないのであれば、フレームの保護をどうするか・・・やはりこの方法かな!?という事で、最近はボディー組み付けの際、いたるところにこのラスガードを使っています。
BUSのポップウィンド
2008/02/11
フレームの合わせ部はネジどめになっています。ここが一番錆の発生する部分ですから、念入りにラスガードを塗り、組み付けます。
アウターシールが入る溝にももちろんラスガードを注入!
もう手はベトベトです・・・。
組み付けが終了。パーツクリーナーでキレイに清掃して完了です!
これを施行するようになってからは、錆の発生はかなり抑えられたように感じています。
是非お試しあれ!!
緊急報告!補足編
2008/02/08
2月5日にお伝えしました内容に、一部判りづらいところがあるとのご指摘を頂き、本文内に補足&書き直しを致しました。
今一度お読み頂けますようお願い致します。
なお、ご不明な点などございましたら、何なりとお問い合わせ下さい。
緊急報告!!
2008/02/05
1月27日にお伝えしたミッションO/H時のお役立ちパーツ「ロングタイプ レリーズアーム」に、スラストシャフトとの相性がある事が判明いたしました。
写真左は、バイスに固定したスラストアームにスラストシャフトを刺したものですが、ベアリングのセットプレートの角度に違いがあるのがお判り頂けると思います。
奥側がBUG PACK社製のH/Dスラストシャフトで、手前側が純正のスラストシャフトです。
赤線を見れば一目瞭然ですが、これだけ角度の違いがでてしまいました。
写真中央はスラストシャフトにロングタイプと純正のアームを刺したもので、やはりここにも角度の違いが出ています。
もともとロングタイプのシャフトはレイトタイプのベアリング用のため、ベアリングのセット位置の違いによりこの角度が決められているのでしょう。
つまり、’71〜’72のスラストシャフトには問題無く取り付けられるはずです。
’70までのH/Dタイプのスラストシャフトが取り付けられていると、クラッチを踏んだ時にベアリングのセンターとクラッチカバーのセンターにズレが出てしまい、クラッチカバーとの当り面に問題が出るようです。
今回、純正のスラストシャフトを溶接補強して使用しましたところ、問題はなくなりました。
今後の課題としまして、’71−’72のスラストシャフトを使用(センタースリーブを併用)した場合どうなるかを確かめてみたいと思います。
ロングアームに問題があるという事ではなさそうですが、強化クラッチを使用していて、その踏力軽減が目的の場合H/Dシャフトとの組み合わせは要注意です。
現状としましては純正スラストシャフトとの組み合わせが良いでしょう。
レアorウェルダン!?
2008/02/05
ステーキの焼き方じゃありません・・・。
空冷VWsのトラブルの中で比較的多いのがワイパー廻りのトラブルです。
その原因はいろいろ・・・。
単純にフューズの接触不良だったりする事が一番多いのですが、中には重症になってしまう事もあります。
ワイパーアームが付くシャフトの部分を「ワイパーピボット」と言うのですが、ここの錆による固着はモーター本体を焼き付かせてしまう事もあります・・・。
今回のワイパー修理も左側のピボットが見事に固着してました・・・。ナニもなければスルッ!っと抜けるシャフトは叩いてもビクともしない。
3分割にカットしてようやく外しました・・・。(写真左)
これはモーターも要O/Hとお客様に連絡、分解したモーターがまん中の写真です。
入っていたグリスは変質して只の塊に・・・油分無し・・・。
「やっと回っていた」って感じです。
この時点で分解、グリス交換、ブラシ点検&修正を行えば、かなりの確率でモーターは生き返ります!
“ウェルダン”まで焼いちゃうと・・・ダメェ〜・・・となってしまいます。
同じような事を何回も書いていますが、早期発見&早期治療が一番です。
「最近ワイパーの動きが遅くなった・・・」とか「モーターがうるさくなった・・・」なんて症状が出てきたら、お近くのShopさんで見てもらって下さいね!
マジっすか!?
2008/02/04
ここ2〜3年、BUSの高騰には頭が痛いところですが・・・チョイト探し物をしていたら・・・。
NOSリアリブバンパーがナンと£650だって・・・。
日本円にすると約16万円也!もちろん送料は別・・・。
ヤナ時代になりました・・・。
積雪・・・
2008/02/03
栃木県小山市、朝から雪が降ってます・・・。
子供の頃は雪が降るとワクワクしたもんですが、この歳になると・・・。
皆様、今日はVWsに乗らず、コタツで丸くなって下さい!(笑)
錆の赤ちゃん!?
2008/02/02
Current Projectsでお伝えしています’69カルマンギアの右サイドメンバーを切開してみると・・・ご覧のように「錆の赤ちゃん」がビッシリと・・・。
表面には数箇所のプクプクが出ていただけですが、いざ切開してみるとこのような状態のものがほとんどです。
写真右は外したアウターパネルの裏側ですが、何度か溶接で穴を埋めた形跡がありました。
カルマンギアのレストアをお考えの方、ここは要注意箇所ですから、プクプクしていたら迷わず切開して下さいね!
気をつけましょう!
2008/01/29
事故なんて起こしたくて起こす人はいません・・・。
今回の修理は不幸にも駐車場でぶつけられてしまった左リアフェンダーを板金しています。
たまたま場所が悪く、インナーフェンダーにまで凹みが・・・。
結局フェンダーを外し剥離&板金、インナーフェンダーも修正しています。
不幸中の幸い・・・相手は分かっていますから、保険で全て直せますが・・・けして気分の良いものではありませんよね・・・。
ナンバーを見て下さい!
「三5」シングルナンバーのTYPE−3NBなんですよ!!
貴重な個体ですから、しっかり修理しなければです。
皆さんも事故には充分気をつけて下さいね!
クランクシャフトのモディファイPart−3
2008/01/28
1月13日にお伝えしたクランクシャフトのダイナミックバランスが仕上がってきました!
写真中央がクランクシャフトに新たに開けられたドリルホール、写真右がフライホイールのドリルホールです。
純正クランク&フライホイールですから、もちろんバランスは取ってありましたが、その精度を上げるというのが今回の目的です。
日本の内燃機屋さんの「職人さん」なかなか良い仕事をすると思います!
エンジンのO/H時、是非お試し下さい!!
Freeway Flyer Tranny製作記 最終章
2008/01/27
お伝えしてきました「Freeway Flyer Tranny製作記」楽しんで頂けましたでしょうか?
オリジナルパーツ&アフターマーケットパーツを組み合わせることで、多種多様な組み合わせが出来るトランスミッション・・・実に奥が深いですね!
空冷VWsが新車で販売されていた頃よりも、今のほうがより良い組み合わせが可能になっています。
これもパーツが豊富な空冷VWsならではという事でしょう!!
エンジンのキャパに合わせたギア比の設定はとても重要な事ですので、これからミッションのO/Hをお考えの方はご相談下さい。
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/27
ミッションO/H時に交換する事で、よりアップデートできるパーツをご紹介します。
’67BUSから標準装備されたバックランプ、’66以前のBUSにはバックランプのスイッチすら取り付ける事が出来ません。
写真左は、おNEWのノーズコーンに交換してバックランプスイッチを取り付けたものです。
これでシフトレバーをリバースにシフトするだけでバックランプは点等するわけ!!
そしてもうひとつ、写真中央はクラッチのレリーズアームですが、左側はメキシコビートル用のアームで、左はオリジナルです。
一目で長さが変わるのがお判りでしょ?
レバー比が変わるので、これだけでクラッチペダルが軽くなる優れものです!
’73からのミッションはこのアームが長くなっています。 ほんのチョットした事ですが、試す価値はありますよ!!
ただし・・・ミッションのサイドカバーによっては、クラッチケーブルとボーデンチューブがかなり干渉する事も有りますので、取り付け前に点検が必要です。
ミッションの中身が良くなれば、当然足のベアリングも要交換です!
T−1で一つしか使っていないアクスルベアリングも、BUSでは片側4コも使ってます。
でも、車軸を支えるベアリングですから、とっても重要です!
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/26
組み上がった各シャフトをインターミディエイトハウジングにセット、フォークジグという専用TOOLでシフトフォークの調整を行います。
この調整はシフトレバーでギアをチェンジするシフトフォークを適正な位置に固定するためのもので、結構神経を使いますし経験がものをいう世界でもあります。
カチャカチャシフトをチェンジしては各部の当たりをみて位置出しすること数回・・・ヨシッ!と言えるまで繰り返すわけです。
組み込みのさい、リバースギアを落とさないよう慎重にケースにセット、各ボルト&ナットを規定トルクで締めれば完成!
次回はミッションO/H時のお役立ちパーツをご紹介します。
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/25
バックラッシュの点検&調整が終わり、最終確認のためにR&Pに「光明丹」を塗り“歯当たり”の確認をします。OKでした!
これでデフ廻りの調整はすべて完了です!!
これでやっとミッションの各ギア、シンクロ廻りの点検に入ります。初めてのミッションO/Hの場合、そのほとんどがシンクロリングは交換になります。1速〜4速まで全てです。 まぁ〜これはエンジンで言うところの「プラグ」みたいなものでしょうか・・・ようするに消耗品って事です。
そしてもうひとつ・・・3−4速のスライダーリング&スライダーフォークも70%の確率で交換になります。
今回のミッションは4mm幅のスライダーリングが5.2mmまで摩耗していました・・・当然スライダーフォークもスライダーリングの当り面は3.25mmまで摩耗・・・ガタガタです。
ここのガタは「ギア抜け」の原因にもなりますので要チェックです!
各ギアハブの摩耗、損傷を確認、1stギアのクリアランス調整、ベアリングの点検などなど・・・ミッション廻りもチェック項目はたくさんあります。
写真右は組み上がったメイン&ピニオンシャフトです。
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/24
デフケース内測が終わると次はデフキャリアにリングギアを組み込むわけですが、ここで少々問題が・・・。
今回使用するリングギアのセットボルトが細くなるため、デフキャリアにブッシング加工をしています。
穴がブカブカじゃ気持ち悪いですからね・・・。
測定した数値から計算して出た厚みのピニオンシャフト側S3シムを入れて再度ピニオンシャフトをセット。
デフキャリアにリングギアをセットしてデフサイドシムS1シムを決めるため組んではバラシ組んではバラシを数回・・・バックラッシュを見ながらこの作業を繰り返します。
ミッションO/Hの中で一番気を使う&慎重に作業しなければならないのがデフ廻りの組み付けなんですよ。
S2シムが決まると、ベアリングにロードを掛けるために再度分解、シム厚を変更して組み付け後バックラッシュの最終点検&調整です。
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/22
分解&洗浄&点検後に組み付けたピニオンシャフトのWテーパーベアリング。見た感じダメかと思ったベアリングでしたが、洗浄&点検してみるとこれがビックリするぐらいキレイでした!! もちろん再使用OKです!!!
リング&ピニオンを変更する場合、デフ廻りの寸法がすべて変わってしまうためマンドレルにて内部寸法の測定が必要になります。
先ずピニオンシャフトにベアリングをセットしてから、ミッションケースにセット。この場合、ギア&シンクロは組みつけていません。
サイドカバー内にマンドレルをセットして、ピニオンギアまでの距離を測定&デフサイドスラスト量も一緒に測定します。
これでS1〜S3シムの寸法がある程度?決まってくるわけですが・・・続く。
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/22
各パーツの洗浄・・・書けばたったの「7文字」・・・実作業時間は「半日」オリジナルミッションだったの良いけれど、尋常ではない汚れかたでした・・・。
高濃度の洗浄剤に漬け置きしてから洗浄を繰り返す事3回・・・やっと「素」に戻りました!(泣笑)
各部のチェックをしてからペイントしたミッションケース、見ちがえたでしょ!!
ピニオンギアは右がオリジナルの「4.375」左が「3.875」です。
大きさの違いがお判りいただけますか?
Freeway Flyer Tranny製作記
2008/01/21
昨日お伝えした「Freeway Flyer Tranny」の製作を細かくお伝えします。
先ず降ろしたミッションですが、さすが「大陸型ミッション」どうしたらここまで汚れるの・・??車検制度が無い大陸から来たクルマは、そのほとんどがこんな感じです。
高圧洗浄機で長年のアカを落とした後に分解&ギア比の確認をします。
昨日お伝えしたように奇跡的にオリジナルミッションが載っていたため4速ギアは0.82が入っていました!
その他細かい点検はパーツをキレイに洗浄してからになります。
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