現在進行中のフルオーダー&レストレーションプロジェクトの進行状況をリアルタイムでお届けしています。

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ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

真新しいシリンダーが付いていた今回のエンジンでしたが、よーーーく見ると外壁にキャスティング時に出来たであろうピンホールらしき穴がありました。

その内側をよーーーーーーーーーーく見ると、何やら変色??らしき???

当社の方針は「疑わしきは罰する」ですので、シリンダー交換と判断したわけですが・・・外の3個はメチャクチャきれい・・・もったいないな〜・・・。

中古でも良いので1個探そう!

と、お世話になっている「ONELOW」さんにお聞きしてみたら、「もしかしたら知り合いのポルシェ屋さんが持っているかも」ととっても嬉しい情報を頂きました。

そして今回手に入ったのがこちら!

アルミフィンにスリーブが入っているメチャお高いシリンダーですが、「コンプリートじゃないから格安でお譲りしますよ!」とのお言葉に甘えGET!!

「例のメーカー」だったので、もしかしたらと高さを計ると・・・「ブルータス君、君もかね!?」・・・。

例外無いんかい!???

VW用でしたら他のセットと組み合わせて高さを揃えるのですが、今回は「他のセット」なんてありゃしない。

腹をくくって旋盤にくわえましたとさ・・・涙

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

さぁ〜いよいよ本組です!

ガッツイて作業してたらクランクの写真撮るの忘れた・・・。

という事で、いきなりショートブロック風まで組み上がり!・・・汗

オイルサンプはこんな感じです。

ドレーンプレートも交換したので、オイル滲みも無くなるでしょう!

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

高速道路を使う事の多いオーナー様のために、今回オイルサンプを増設する事にしました。

という事で、いつものフランジ加工に加え、ドレーンボルトも新設しました!

356エンジンのドレーンプレートにはオイル交換用のドレーンボルトが付いていないため、サンプを加工したわけです。

これでいちいちプレート外さないで済みますからね!!

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

やっと仮組の準備ができた・・・ナンか時間掛かったなぁ〜・・・。

ケースを合体させ手で回すと・・・スルスル〜♪ ストレスなく回ってくれました!

やっぱりポルシェのケースは丈夫だ!!

コンロッドはクリーン後に各部をチェックしましたが、ビック&スモールエンド共に異常無しという事で再使用します。

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

元々のクランクシャフトはジャーナルに傷が目立ち、カウンタークランクではなかったのもあり、今回912のクランクに変更&ダイナミックバランスを取りました!

写真はバランス取した後のクランク&フライホイールです。

アチコチにバランスを取った形跡が見られます。

これで安心!  

だがしかし・・・フライホイールは錆びてて見た目が悪い・・・という事で錆落とし!

バランス狂ったりして・・・??

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

今まで携わった356エンジンは数機ですが、そのすべてにロッカーアームの片摩耗が出ています。

今回も例外無く・・・Oh〜〜・・・。

バルブリフェーサーを応用してジグを作り、ロッカーアームの研磨もできるようにしました!

リフェーサーで粗削りをしてから面を均し、「DLC」加工をしました。

写真右がDLC加工後のアーム先端です。

少しでも長持ちしてくれよ〜! と願いを込めて。

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

このバルブスプリングコンプレッサーは20年以上前にUSAのトップビルダー「EMS」にお願いして買ったもの・・・年に一度も使わないことも多々・・・でもあると便利!

キレイに仕上がったシリンダーヘッド!!

これでキャブ側への吹き返しも解消された事でしょう!!

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

シートカット後にすり合わせしての当たりチェック。

うすく赤い色のついている部分が当たり面の45°面です。

とってもキレイに当たりが出ました!

ポルシェにはステムシールが付きます。

何故にVWにはヘンテコなOリングなのだろう・・・しかも’70sになってからだし・・・???

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

ガイド交換はバグスポでは作業できないため、匠の師匠のもとへ送りました。

フェース研磨はこんな感じです!

ポルシェ356BエンジンO/H!
2019/03/27

一度手を入れたとお聞きしていたシリンダーヘッド・・・AtoZ作業し直しです。

バルブガイドはガタガタ、交換したはずのバルブフェースにも打痕&当然シートも当たり不良、シリンダー座面には食い込みの跡が・・・。

完全に想定以外の作業となってしまいました。


年明けは遠かった・・・ww

ポルシェ356BエンジンO/H!
2018/12/29

分解&洗浄後に各部の測定を行ってみると・・・そんなに悪いわけじゃなさそう!

ところがギッチョンチョン♪

とんでもない落とし穴が待っていました・・・。

続きは来年ね!

ポルシェ356BエンジンO/H!
2018/12/29

HPのアップをさぼっている間に新しいプロジェクトがスタートしています。

356Bのエンジンオーバーホールです!

キャブ側に吹き返しがひどく、キャブをいじっては見たものの・・・これは中身ですね・・・。

間違えなくバルブの座りが悪いのが原因でしょう!

オーナー様の了解を頂きエンジンを降ろして分解してみたら・・・やはりインテークポートは真っ黒クロスケでした・・・。

’67 21W 
2018/12/29

ミドルシートの張替えが完了いましたら細かいディテールをお見せいたしますね!

オーナー様へ

本当に長い間お待たせして申し訳ございませんでした・・・。

待っていただいただけの仕上がりにななったと自負しております!

これから可愛がってあげて下さいね〜〜!!

’67 21W 
2018/12/29

車検もいつの間にか取得していて・・・??(笑)納車準備完了!

昨日、無事納車と相成りました!!

ホントは・・・ミドルシートの材料がまだ入荷しなくて張替えしていないんで仕事は残ってるんですけどね・・・汗

納車した先はオーナー様の新築ハウス??・・・ではなくて、来春3月頃オープン予定の「カフェ・ロクナナ」のお店でした!

オーナー様の奥様が始められるそうで、オープンしましたらあらためてご紹介したいと思います。

’67 21W 
2018/12/29

これが無けりゃDXじゃない! 

ってぐらい大切なアイテムがバンパートリムでしょう!!

残念ながら現車には欠品していたためリプロを使う事にしました。

レーシングスタッフさんが取り扱っているバンパートリムは品質がとても良いと思います。

「オリジナルじゃなきゃー!」ってお考えの方もいらっしゃりでしょうが、昔みたいにUSAのスワップミートで簡単に手に入っていた頃とはわけが違います。

これはこれで有ではないかと八百屋は思います。

’67 21W 
2018/12/29

リアーシートを組付けました。

ボディーのジェイルバーはオリジナルをポリッシュして取り付けてあります。

やっとDXっぽくなってきましたね!!

そして足元には・・・パウダーコート仕上げのホイールにホワイトリボンタイヤを履かせ、キャップはオリジナルの国内クローム仕上げをチョイスしましたーーー!!!

’67 21W 
2018/12/29

ベースをこさえてジェイルバーを仮組してみました。

良さそうです!

張替え完了するとこんな感じになります。

レトロ感バッチリですね!!

’67 21W 
2018/12/29

欠品していたリアシートもナントか入手でき、早速張り替えるかと作業スタートすると・・・またまたイレギュラー勃発・・・。

DXなのでリアヒーターの吹き出し口があるため、シートフレームの足が邪魔になってしまい取り付けできません。

じゃ〜ブッタ切りましょう!!

位置をずらして溶接してペイントし直し・・・泣けますね。

背もたれにはジェイルバーを取り付けたいとご依頼いただいてましたのでフレームを確認すると・・・ベースが無い・・・。

じゃーこさえましょ!

’67 21W 
2018/12/29

そして前後とも車輛に組み付け、ボディーは無事着地いたしました!

オーディオはレトロサウンドをチョイス!!

初めて取り付けましたが、なかなかの音してました。

’67 21W 
2018/12/29

形になったF&Rバンパー!

リアにはスプラッシュパンも取り付けました。

もちろん防錆ペイントを行ってから組んでありますよー!!

’67 21W 
2018/12/29

お次はバンパーの組み立てです。

知ってます? バンパーボウのセットボルトには専用のベースプレートがあるんです。

バンパーのアールに沿うようにカマボコみたいな形してます。

だがしかし・・・オリジナルは鉄なんですよね・・・錆びますよね・・・リプロがありますがやはり鉄にクロメイト掛けただけのものです。

錆びない方がいいですよね〜!

という事で、特殊樹脂でこさえました!!

これなら錆びない!!

’67 21W 
2018/12/29

写真中央がマスターバックの取り付けを行っているところです。

これで現行車以上の制動力が出ます!

ディスクKITは・・・??・・・その前にマスターバックです!!

エアークリーナーは雰囲気を大事にするオーナー様ですからオリジナルをリペアーして取り付けました!

クロームの奇麗なヤツでもイイ??のですが、やはりこの車両にはオリジナルでしょ!

「とか言って、プーリーがアルミじゃん!」ナンて突っ込みの声が聞こえてきそうですが、ご安心あれ!

春にはクーラーKITを取り付けますので、その時に交換いたしますよ〜!!

’67 21W 
2018/12/29

スライディングをやっつけた後、いよいよ下回りの作業に入りました!

基本的な車検整備からマスターバックの取り付け、防錆処理まで行います。

’67 21W 
2018/12/29

作業は続くよいつまでも・・・と言うか、いつ終わるんだ??っていうぐらい仕事量が半端ねぇ〜です!

天窓付きDXBUS手強すぎます・・・。

スライディングルーフの組付けを進めているのですが、アチコチのパーツが欠品していて参りました。

無いものは作る! 材料&道具は豊富にありますので・・・泣

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

先ずは簡単???に張り替えできるウィンカー周りのパネルから張り替えます。

計2か所のパネル交換です。

こういうやりやすい場所なら作業も早いしキレイですね!

早々に防錆剤をペイントしたところで年内の作業はここまでとなってしまいました。

何とか年内にペイントまで仕上がるかと進めてまいりましたが・・・イレギュラー作業の連続で遅れてしまいました・・・。

また来年ガンバリマス!!

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

左フロントフェンダーはGetOverさんでウェットブラストにて剥離をして頂いちゃいました。

内外剥離しているだけでも丸一日掛かってしまいますし、やはり仕上がりはブラストの方が良いに決まってます。

これ八百屋のおごりです!!(太っ腹!)

予想はしてました・・・しかし目の当たりにすると心折れそうです・・・。

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

フロントインナーフェンダーにあったサビ穴を処理して防錆処理も完了。

T−3はリアフェンダーの内側がえぐい事になっている場合が多々・・・。

古くなったボディーシーラーは下手すると消滅・・・残っていたとしてもその下には錆が必ずあります。

キレイに落とした後に防錆処理を行いボディーシーラーを入れ直します。

そして仮サフェを入れてボディーはペイント屋さんにお帰り頂きました!

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

ロクロクT−1をペイント屋さんに運んで行った時、「ボディーの板金まだでしたよね・・・」・・・ガビィーーーン♪

忘れていたわけじゃないですが、目をつむっていた・・・いえいえなかなか手が回らなかった・・・くどいですね・・・反省。

という事で、ボディーを一度引き取ってきてこちらで板金する事にしました。

先ずはフロントエプロンの隠れ錆びをやっつけます!

やはり・・・けっきょく総剥離・・・。

白っぽい部分がブラスト処理を行ったところです。

これで浸食した錆も根こそぎ退治いたしました!!

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

右フロントフェンダーはこちらで作業しています。

パネル張替えが終わりフェザーエッジを探っていたら・・・アレ??総剥離・・・。

隠れ錆びの巣窟でした・・・Oh〜〜・・・。

錆処理&面出しを行い、裏側には重防錆処理を行い完成!

新潟の人・・・T−3編
2018/12/29

ボディーの進行状況ですが、Fフード&Rハッチは仕込み完了!

左右のドアはやはり剥離して防錆処理が必要でした・・・。

これが11月の終わり頃です。

目覚めよロクロク!36年の長い眠りから!!
2018/12/29

ご依頼頂きましたホイールのパウダーコートも仕上がってきています。

パウダーコートで2色はなかなか難しいようで、今回はブラックのパウダーコートの上に2色目の色を塗装するという方法を取ります。

こちらも年明けには仕上がると思います!!

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