現在進行中のフルオーダー&レストレーションプロジェクトの進行状況をリアルタイムでお届けしています。

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シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/30

バグスポでご用意させて頂きましたクランクケースです。

早速ジャーナル周りのチェックを行いました。

半ペタでの片寄りは問題無しですね!

もう一度洗浄しなおしてから詳しく計測して行きましょう!!

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/30

バルブ周りのパーツを洗浄いたしました。

キレイになりましたよー!

だがしかし・・・バルブのステムを計測してみると磨耗が進んでいました・・・。

IN&EX共に再使用不可・・・残念です。

ガイドのガタがステムまで磨耗させてしまったわけです。

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/29

写真左は分解時に撮影したクーリングファンです。

ハブとファンの部分にガタがひどく再使用は難しそうですね・・・YouTube&FBに動画をあげておきましたのでご覧ください。

そして一番気になっていたクランクケースはと言いますと・・・長年お疲れさまでした。

ラージナットが緩んでいた3番ジャーナル付近の歪がひどいかと思っていたのですが、センタージャーナルの上側がOUTでした。

写真ですお分かりづらいかと思いますが、他に比べて光っているのがお分かりいただけると思います。

縁にはバリもうっすらと・・・再使用不可と判断いたしました。

すでに同型式のケースをご用意してありますのでご安心ください!!

さて、コレで使用パーツ&必要な作業がほぼ判明いたしました。

仕込み作業ガンバリマ〜ス!!

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/29

ブラスト処理が完了したシリンダーヘッドからバルブガイドを抜きました。

この作業はいつやっても緊張します。

サクッと抜けるやつもあれば・・・キィーン、キィーンとか音立てるやつ・・・。

今回のヘッドはサクサクッ!でした!!

ガイドの色を見れば極端な焼けが入っていない事が分かると思います。

大事に大事にお乗りになっていた証です!!

サイズはもちろんスタンダードでいけると思います。

’62 YANASEモン 23W
2016/01/29

写真はエンジンリッドです。

一ヵ所部分剥離してみると、ほぼ他のパネルと同じだけの塗装が入っています。

このエンジンリッドをブラスト屋さんに送ってある程度の試算をしてもらう事になりました。

サクサクッと剥がれてくれると良いのですが・・・ナムナム

’62 YANASEモン 23W
2016/01/29

リアハッチ・・・このまっ平らなパネルに溶接を入れるとどうなるか・・・当然のごとく歪まくります。

あまり鉄板をいじめたくなかったのでじっくり作業していたのですが、溶接箇所の裏側がフレームに隠れているため溶接面の裏処理ができない・・・。

という事で、やむを得ず裏側のフレームを切開して溶接面の裏処理を行いました。

何とか面が出てくれました・・・ホッ♪

切開したフレームを溶接してA面のパテ付けを開始いたしました。

先ずはカーボンパテに始まり中パテまで進めました。

このまっ平らな面・・・キライです・・・。

ウサタの大冒険!
2016/01/29

奇跡が起きたか!!????

写真は2番と4番ですが、もちろん1&3番も0.05mm以内に収まっていますよーーー!

左右のヘッドをセットしていざプッシュロッドの製作を・・・と思ったら・・・今まで好んで使っていたロッドが無い??

さて・・・ど〜すっぺ・・・。

ウサタの大冒険!
2016/01/29

座布団が入荷しましたのでシリンダーの仮組みを行いました。

デッキハイト(ピストンの上側とシリンダーの上面までの距離を言います)を確認するため、ダミーヘッドを使います。

ダイヤルゲージを0点合わせしてシリンダーにON!

ナットは規定トルクで締めて計測してみると・・・ナントま〜左右差は0.05mm以内に収まっているではないですか!

↑に続く

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/29

という事で、1本だけ0.02mm太く作り直してもらう事になりました。

作業は進められるところを進めようと、バルブシートカットを行いました。

オーナー様へ

イレギュラーが出てしまいましたが、いま少しお待ちくださいませ・・・。

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/29

仕上がってきましたバルブガイドをご覧ください。

まるで芸術品ですね!

左の1本は既製品のスタンダードサイズで、今回作成して頂いたのは???オーバーになるのか・・・10.24mmで仕上げて頂きました。

元入っていたガイドよりも0.02mm太く作ってあるのに・・・ナンデかな〜〜??

EXのガイドホールが1本だけ大きい・・・↑に続く

’67 21W 
2016/01/29

オーバーライダーとブレードのクリアランスを確認&調整を行いサフェーサーを入れました。

ここって何故ゴム入れなかったのでしょうかね・・・??・・・オリジナルに拘らなければゴム入れたほうが錆びないと思うんですよね・・・独り言です。

サフェーサーが乾いてから仮組みしてみました!

今日はフロントのオーバーライダーをお風呂に浸けてあります。

明日、サッパリしたオーバーライダーをご覧にいれましょう!!

’67 21W 
2016/01/26

サビを落としてメタルグリップを塗布しておいたオーバーライダー&左右のパイプの面修正を行いました。

サビの浸食がほぼ全面に出ていましたが、形がくずれていたわけではないので面修正はいがいとあっさり完了しました!

サフェを入れてからブレードと仮組みしてみましょう。

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/26

バルブガイドは入荷しているのですが、せっかく仮組みしてあるのでインマニの位置合わせ&溶接を行いました。

マフラーを仮組みしてヒートライザーパイプの位置を固定しての溶接です。

続いてヒートエクスチェンジャーのペイント、EXパイプのリペアーも行いました。

欠品していたヘッドカバー&クリップもご用意いたしましたね!

保留にしていましたマフラーの件ですが、もう少し先の入荷になるそうですが、CSP&FLAT−4プロデュースのストックタイプのステンレスマフラーが発売されます。

少し待ってでもそのマフラーが良いと思うのですがいかがでしょうか?

それまでは現在仮組みしてあるUSEDマフラーをお使いください。

ウサタの大冒険!
2016/01/26

クランクシャフトは本組みです!

ケースをメインの作業台に戻して仮組みを始めました。

このエンジン重いですからメインの作業台じゃなくちゃチト不安が・・・。

1番シリンダーを仮組みしてピストンの飛び出し量を測りました。

久しぶりに飛び出たピストンを見たような気がします!(笑)

スペーサーシムの厚みを決め、本日オーダーいたしました。

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/26

パーツのチェックを先に行いたいので、続いてシリンダーヘッドの洗浄です。

バルブを抜く時にガイドはご臨終と判断いたしました・・・IN&EX共にガッタガタです。

高圧洗浄機で油を落としてからブラスト処理を行いました。

ヘッド本体にクラック等はありませんので再使用決定!!

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/26

コンロッドのチェックです。

ビックエンドの測定を行ってみたら1本だけ歪んでいるのがありました。

ボアゲージで測定すると0.04mm狂っていましたので再使用は不可・・・長年お疲れさまでした。(×のがそれです)

ストックヤードからジャーマン純正を出してきて測定しましたら使えます!

リストピンブッシュは計るまでもなくガッタガタ♪

本日、クランクシャフト研磨&リストピンブッシュ入れ替えに出しました。

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/25

クランクシャフトを分解、洗浄を行い曲がり&磨耗の測定を行いました。

センターの振れは0.04mmと曲がりが出ていますね・・・。

1番ジャーナル(フライホイール側)にかじったような傷もあるため1アンダー研磨する事にしました。

お次はコンロッドのビックエンドのチェックを行いましょう。

ウサタの大冒険!
2016/01/25

ヘッドボルトを耐熱ペイントしました。

おNEWの時にはこのようにキレイですが、ペイントしなければ1年でサビサビになってしまいます。

見える所ではありませんが、錆びるのはイヤですからね!

ケースにセットしました。

この後はロングブロックまで一度仮組みを行います。

ロッカーもジオメトリーを決めます!

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/25

デスビの続きです!

ガバナは分解、清掃、グリスアップでとてもスムーズに動くようになりました。

写真中央は特殊樹脂で製作したスペースワッシャーです。

ボッシュのオリジナルはベークライトを使っているため、ほとんどが経年劣化でボロボロになっています。

デスビシャフトが上下に異常に動いてしまうのは、このワッシャーが消滅しているのが原因です。

キレイに仕上がりましたよ!!

’67 21W 
2016/01/25

バンパーブレード、ウィンドサッシ等にサフェーサーを入れました。

この後は細かな凸凹を修正してからオーバーライダー&パイプの下処理を行い、一度合体させてみましょう。

’67 21W 
2016/01/23

中パテの研ぎ完了!

少々気になるところはありますが、一度サフェーサーを入れてから面を確認しましょう。

サフェ入れたほうが見やすいですからね!!

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/23

シリンダーカバーはつき合わせ溶接を行ったので段差も無くきれいに仕上がりました!

エンジンチンはハンマーリングと1ヶ所絞りを入れただけでバッチリ平らになりましたよ。

柴山さん、本当にありがとうございました!!

カバー類の仮組みが完了したのでパウダーコートに出します。

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/23

エンジンカバー類の仮組みも行いました。

毎度の事ですが、パウダーコートに出す前に各部のクリアランス、変形を修正しておきます。

パワーステーションの柴山さんに頂きましたエンジンチンは矢印の辺りが歪んでいるので要修正です。

シリンダーカバーは1番裏にフラップが付いていた切込みがありここも要修正です。

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/23

入荷したシリンダースペーサーシムを仮組みしてみると・・・ケースセーバに干渉してしまいました。(→部)

シリンダーを入れた時に違和感があったので確認して正解でした!

野生の感か!??

逃げ加工をして仮組みを行いまし。

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/23

カバー類を全て外しエンジン本体の分解を始めると・・・???・・・君こんな所でなにしてるの??

1−2番側のヘッドナット&ワッシャーが1本緩んで脱落していました。

コレでは圧縮漏れを起こしてしまいますね。

シリンダーを外しケースを割ろうとラージナットを外そうとすると・・・2本だけ19mmナットでしかもワッシャーが無い・・・そして緩んでました。

ケースが熱膨張を繰り返すうちにナットが食い込み緩んだのでしょう。

もしかしたらもしかして・・・ケースは歪んでいるかもしれませんね・・・。

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/22

フライホイールを外すと目が点でした・・・。

クランクエンドシールが奥まで入っていないどころかケースから飛び出ている所もある・・・。

こうなるとフライホイール側に干渉してしまうんですよね。

赤矢印の部分が干渉していたところです。

シール側は斜めに削れているし、フライホイール側はピッカピカにポリッシュされています。

放射状にオイルが飛び散った跡が見て取れます。

お次はリア側に移りクランクプーリのセットボルトを外そうとしたら・・・回らない・・・。

通常はホイールボルトを外すインパクトレンチで軽く回るのに、今回はビクともしませんでした。

こうなるとこのデカインパクトの出番になります!(笑)

年間数回しか出番のないデカインパクト・・・年明け早々にお呼びが掛かりました!!

シングルナンバーT−3のエンジンO/H
2016/01/22

大変貴重なYANASEモンT−3ノッチバック、しかもシングルナンバーか付くワンファミリーカーでございます!

お父様から譲り受けて今でも大切にお乗りになっています。

一昨年にご来店の時にエンジンの振動が気になりオーナー様にお伝えしたところ、一度オーバーホールなさったことがあるとの事・・・さてさてなにが原因なのか慎重に分解しながら探っていきましょう!

エンジンを降ろしてクラッチを外すと、フライホイールのセットボルトの周りに液体ガスケットがベットリと・・・空冷VWを専業としている業者はここに液体ガスケットは間違っても付けません。

という事は、エンジン作業を行った業者様は空冷VW屋ではないという事になります。

なにやらキナ臭い香りがしてきました・・・。

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/22

このデスビは見たくれも重要と八百屋は考えます。

という事で、洗浄後にブラスト処理を行いペイントいたしました!

この後各部のパーツを分解洗浄してから組んでいきます。

できれば細かいパーツをクロメイト掛けたいのですがいかがでしょうか??

思ったほど高くありません!

きりこさんのちっちゃいエンジン!
2016/01/22

今日はデスビの分解作業を行いました。

見るからに危なげなデスビです・・・たぶんガバナは固着しているだろうと分解してみたら・・・固着こそなかったですが重たいですね。

スプリングで戻されるのがスローモーションのようでした!(笑)

ウサタの大冒険!
2016/01/22

カムシャフトのラッピング加工を行ってからカムギアをセットし、いよいよケースの仮組みを始めます!

クランクシャフト、カムシャフトを組み込みカムギアのバックラッシュからチェックし、オイルポンプもクリアランスの確認を行うためこの時点で仮組みします。

ケースを合わせてトルクを掛け、クランクを回してみると・・・・Oh〜〜軽く回ってくれました。

今のところ順調です!

’62 YANASEモン 23W
2016/01/22

表面の面修正を行う前に、裏側の下処理を行いメタルグリップを入れました。

外周のパネル合わせ面の防錆処理を先に行い、この後表面を進めて行きます。

ボンドのカスを剥がすだけで背中パンパンです・・・今夜も温パックスのお世話になりますか!

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